製作の流れ
(プライズ)

プライズづくりには流行を
つかむ感度が大切です。

トレンドをつかみ、売れるものをつくるのは難しい

- 新しいプライズをつくる時、どんなことを心がけていますか?

丸森
SNSをチェックしたり原宿・竹下通りに行ったりしますが、若い人たちが買っているものを見るのではなく、身につけているもの、食べているものに注目しています。そこに新しい商品のヒントがあるように思います。
田中
フィギュアの場合は、アニメが流行るかどうかですね。
丸森
流行るかどうかを見極めるのはどうしているんですか?
田中
Twitterのフォロワー数やSNSの事前登録者数を見ます。今、アニメの数が多くてファンが薄く広く分かれている状況なので見極めが難しいですが、どこに人気が集中しているかが選定のポイントになりますね。アニメ作品は放送前に情報が出ることがありますが、アプリゲームと同じで、事前登録者数が何十万人いるのかが、人気の指標になるのかなと思います。
丸森
確かに、事前登録者数は有効な数字ですね。でも、新製品がリリース前にSNSでバズったからと言って、必ずしもヒットするとは限りません。難しいですね。
田中
ライトノベルの「電撃文庫」のタイトルは成功しました。「俺の妹がこんなに―」は当社が一番初めにフィギュアをつくり、先取りできたな、と感じましたよ。マンガやアニメだけではなく、原作のライトノベルを読んでいて、キャラクターを熟知していた強みが生きましたね。作品をよく理解していることが、フィギュアづくりには大切だと思います。
「ラブライブ」も大ヒットしましたね。
田中
きっかけは版権元からの提案だったんですよ。別のタイトルのフィギュアの監修の為に版権元を訪ねた時に、「ラブライブというタイトルはどうですか?」と話を受けて、それからフィギュアの制作が決まりました。当時はそれほど知名度も高くなく、バイヤーさんは未知数なものには、なかなか手を付けないので、不安もあったようですが、当時の担当者は「これはヒットする」とピンときていたようで、アニメの放映に合わせてフィギュアをリリースしたんです。おかげ様でその後、爆発的にヒットして品薄になり、バイヤーさんから「もっとないのか」と急かされました。彼は「ラブライブ」を手掛けたことで「社長賞」を受賞しています。
放送開始直後からフィギュアを用意したのはすごいですね!

企画から販売まで約1年。展示会の準備にもひと苦労

- MD開発の企画から流通までの流れを教えてください。

プライズの企画は、大体発売の約1年前から始まります。受注生産のため制作開始時期が早く、今人気のあるキャラクターのプライズをつくっても、発売頃には流行遅れになる可能性もあるので、流行の感度が重要です。その後、商品の企画を版権元に提案し、商品化の許諾をいただき、工場サンプルを作り、版権元へ監修に出し、校了になるまで修正を行います。
田中
そして年4回行われる、他社との合同展示会で、バイヤーさんの受注をいただきます。その後、中国などの海外の工場で2、3ヵ月かけて生産をはじめて、日本に製品を送り、倉庫から店舗へ搬入。「UFOキャッチャー」へ商品が入れられます。
展示会では、バイヤーさんの購買意欲を高めるために、アイテムの配置や、装飾といった、見栄えをよくする努力は欠かせません。
田中
フィギュアの展示も正しい答えが見つかりませんね。製品をきれいに見せるため照明にはこだわっていますが、あまりよく見えないとバイヤーさんから辛らつな言葉をもらうこともあります。
丸森
シビアですが、売れない商品は売れないですからね。社内でOKもらっても、展示会で響かないとだめですし。
ただ、展示会で人気が出ても実際には受注がなかった、ということもあるんです。そんな時は、営業さんを通してバイヤーさんの意見をもらい、なぜ悪かったのかを分析して次の企画に生かしています。

 

 

 

 

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